DPとは?
小さなきっかけ、あるいは働きかけで、
持てる力をグンと発揮できるようになる子どもがたくさんいます。
わが子を見つめる視点を少し変えてみるだけで、
気持ちがうんと楽になるママ・パパもたくさんいらっしゃいます。
DPは身体への深い刺激(Deep Press)を使って脳の深い場所へアクセスし、
さまざまな感覚や身体能力を呼び起こすボディタッチ法です。
DPの大きな特徴は、とってもシンプルで親しみやすいテクニックの中に
脳と身体についての膨大な基礎研究のデータが織り込まれていること。
私たちは脳へ届くボディタッチのテクニックをお伝えするだけでなく、
ママ・パパのわが子への期待と不安に寄り添い、お応えし、
赤ちゃんや子どもさんの伸びゆく個性を共に応援していきます。
DPはドイツ生まれ
元気な子、虚弱な子、素直な子、意地っ張りな子……
どんな赤ちゃんや子どもさんにも、良い変化をもたらすこのテクニックは
ドイツの小児科医師トーマス・ウェルニッケと
小児専門の理学療法士カリン・カルバントナ・ウェルニッケ
のご夫妻によって開発されました。
karin & Thomas
急増する子どもたちの異変
つよい向き癖があったり、
反り返って泣き叫び続ける赤ちゃんや
自己肯定感が低く何事にも踏み出せなかったり、
常に身体を揺らして落ち着かない子どもたち
こんな子どもたちの急増はドイツだけにとどまりません。
今や世界規模となっているこの問題に
カリンとトーマスは30年以上も前から取り組んできたのです。
どんな子にもDPは必要
なぜなら子どもたちの危うさは人間の出生の特殊性から来ているものだからです。
たとえばキリンやシマウマの赤ちゃんは、
生まれて30分以内に自分の足で立ち上がり、
翌日には走り出します。
そこまでの成長発達をお母さんのお腹の中で仕上げて生まれてきたからこそ、こんなことが可能なのです。
人間の赤ちゃんはこの「立って、歩く」すら、生まれた後たゆまぬ努力とチャレンジを繰り返し、約1年かけて獲得していかないとなりません。
私たちは未完成のまま生まれてくる生き物です。
手や足や頭脳、自分の能力を意のままに駆使できるようになるかどうかは、生まれてからのがんばりにかかっているのです。
常に時間に追われ効率を追い求める現代社会。
そんな環境で育つ赤ちゃんや子どもたちは大変です。
自分の力をじっくりと大きく開花させていく機会が奪われがちだからです。
社会環境の変化に対応した成長発達のためのサポートが、すべての赤ちゃん、子どもたちに必要!
トーマスとカリンは小児医学、脳科学、ストレス研究、東洋医学などの膨大なデータから体と脳の成長発達をサポートするテクニックを作り上げました。
研究の方向性を歪められたり、商業目的に乱用されることを防ぐため、
スポンサーを求めず高額な検査機器も自費で賄うなど苦労のすえの大きな成果でした。
それが体表面から深い場所へ、脳の感覚野へと響かせる、Deep Press(深い圧)、DPのテクニックです。
トレーナーの認定は夫妻から直接学んだ者にしか与えられません。
もちろん、私たちはその認定者チームです。
DPは世界標準
その後子どものための社団法人(aceki.e.v)が立ち上げられ、
夫妻のプログラムは今やヨーロッパを中心に世界の子どもたちとママ・パパのために
実践され、喜ばれています。
DP赤ちゃんやDPこどもでわが子と触れ合い遊ぶひととき。
それはお子さんの成長発達を、ゆっくり豊かに促してあげる時間です。
ママ・パパにとっても心落ち着き、不安が消えていくひとときとなることでしょう。
名称について
実はDPは日本だけの呼び名で
DP赤ちゃんは
Baby Shiatsu(ベビーシアツ)
DPこどもは
Kinder Shiatsu(キンダーシアツ)
が世界での正式名称です。
DPのテクニックには日本発祥の「指圧」のわざがベースとなっているのです。
カリンは理学療法士であるとともに著名な指圧インストラクターであり、
「ドイツ指圧協会」
「EU連邦ベビーと子ども指圧師協会」
の創立者メンバーなのです。
しかしこの日本においては法律の関係で「指圧」の名称を用いることに支障があり、私たちはカリンと相談した結果このテクニックをDP(Developmental Program)と呼ぶことにしました。
※「サムライプログラム」は世界共通の正式名称です。